⑪『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』を読んだ
⑪『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』を読んだ
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/09/27
- メディア: Kindle版
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現在25歳のぼくですが、ぐっときました。書いていることがスッと入ってきた。
実はこれまでこの本に書いていることの多くはなんとなく分かっていたんやけど、ここまでうまくきれいに言語化はできていなかったので、すごいなと思う。
著者の尾原さんは観察力等優れていらっしゃるんやなと。
また機会を見て読み返したと思う。
【ハイライト】
①
・上の世代から理解されないなか、自らをダメと思ってしまっている「呪い」をどうやってといていくのか?
・自らのうちにある「本当に大事なもの」をどうやって育んでいくのか?
・上の世代とコラボレーションしていくため、変化の時代に対応していくためにいかにチームを作っていくか
→実際まだまだ仕事できないし、こちら(乾かない世代)のことを理解せず使えねぇなと言ってくる上司はいるし。それがもとでメンタルになる方もいるし。
→これを「呪い」と呼んでいるのは面白い。
→仕事に掛ける時間は多いけど、仕事が生活の全ての時代ではない。ワークライフバランスではなく、「ライフワークバランス」、「ワークアズライフ」にシフトしてきている。
→上の世代(乾く世代)とぼくらの世代(乾かない世代)の相互理解が必要。
②
「なぜか自分だけが頑張る意味が持てるもの」。つまり偏った愛、偏愛によるモチベーションは、人間にしかないものです
→先日読んだ本で、人間と機械の差はモチベーションだとあった。これはたぶんそうなんだろうなと思っていて、尾原さんも同じことをおっしゃっている。
→ではモチベーションとは何か、どうやって生まれてくるのか、どうやってコントロールするのかといった疑問がわいてくる。
→モチベーション大全的な本があった気がするので見てみよう。あと心理学のとこやろう。
③
「はじめに」で紹介した、アメリカ人心理学者で「ポジティブ心理学」の第一人者でもあるマーティン・セリグマンが唱えた「人の幸せは5種類に分けられる」というお話をご紹介します。
→・達成
・快楽
・良好な人間関係
・意味合い
・没頭
→昔少し勉強してたな。まぁ、そうなんやろな。
④
一方、モチベーションを見失っている「乾けない世代」の多くは、自分の幸せを構築する要素が「意味合い」や「没頭」であるにもかかわらず、今の仕事のなかにそれらを見出せていない状態なのかもしれません。 社会的に見てくれが良さそうなことや、誰かが掲げた「大きな達成」を成し遂げるために、自分がもともと好きだったり得意だったりしたこととはかけ離れた仕事に仕方なくついた、「ライフ」と「ワーク」が完全にかけ離れている人なのではないでしょうか
→本当にそうだった。現在のぼくの仕事は全く興味がないことやけど、世間体はすごく良いし、〇〇ランキングとかなら上位に入っている。
→入社したことに後悔はないけど、このまま40年近くこの会社でやっていくことは考えられない。
→これまで「意味合い」は見つけられていないし、「没頭」した瞬間は全くない。そろそろ変え時である。
→結局僕は世の中の人がどう見るかという他者の視点を自分の中に取り入れすぎて生きてきてしまったんやろうな。
⑤
最近では日本でも、インサイトを重要視して、社員に積極的に休みをとらせる会社が増えてきています。例えば、有機野菜など安全食材の宅配サービスで知られる「オイシックス」では、「50パーセント社員」制度を実施しています。1年のうち50パーセントはオイシックスの社員として働き、50パーセントは世界中を旅したり、大学での研究に打ち込んだりして、「インサイト」をたくさん拾ってこよう、ということです。 つまり、1年中会社勤めをするのではなく、まずは自分が生活者として生きることで、世の中の潜在的なニーズを拾ってきなさいという意図が込められているのです。時間をかけて課題を解決することよりも、課題自体を発見したり、新しく課題を定義したりすることに投資するべき時代なのです
→インサイトは洞察力やんね。社会を・人間を見抜く力を鍛えようということか。しかし、50%はすごいな。
⑥
人が仕事をしていくうえで、どんなことが大切になっていくのか。どんな仕事なら、ロボットに代替されることなく、持続していけるのでしょうか。 シンプルな言い方をするならば、それは「他人から感謝されて、お金をもらえること」です。一見当たり前のようなことですが、これこそがどんな時代が来ても永遠に変わらない仕事のルールです
→いまのぼくの仕事はなかなか感謝されないな。お金はもらえるな。
→感謝って難しいよな。相手が求めるもの(顕在化されたもの、潜在的なもの)を提供するんやから。
⑦
仕事をするうえで最もハッピーなことは、「自分にとっては好きで楽にできることと、相手にはできないこととが嚙み合うこと」です。「こんなに楽で楽しくできることで、相手にお金ももらって、感謝をされるなんて!」と思えることです。仕事をしていて、これほど幸せな瞬間があるでしょうか? ということは、これからの仕事で大事なのは、自分にとって得意なことで、いかに相手にとって「有ることが難しいこと」を探し当て続けるか、ということなのです
→これは非常に納得した。見つけたい。
⑧
「他人から見れば非効率かもしれないけれど、私はどうしてもこれをやりたい」という、偏愛とも言える嗜好性を、個人がどれだけ大事に育て、それをビジネスに変えていけるかが資本になっていくのです
→自分のモチベーションが湧くこと・ものに対して、どれだけ感性を磨き、他人に感謝されるよう提供していけるか。
⑨
この変化に富んだ時代を生き抜くには、3つの生き方があります。
→ひとつめは、変化していくことをチャンスと捉えて、ずっと最先端を走り続ける生き方。
→2つめは、宮大工のように、伝統職のなかで、コツコツと働く生き方
→3つめは、永遠のフリーターを楽しむ生き方です
→いずれBIも始まる気がするし3つ目もあるか。
⑩
先の見えない、この変化の時代において間違いなく言えること。それは、一見非効率に見える人間の「好き」を突き詰めて、その「好き」に共感する人が「ありがとう」とお金を払ってくれる〝偏愛・嗜好性の循環〟こそが、残っていくということです
→Aにとってモチベーションが湧くこと、Bにとってモチベーションが湧くこと、・・・。それはそれぞれにとっては楽だけど、他の人にとってはやりづらいことであるような循環だな。
⑪
変化の時代では、「安心社会」は機能しません。これからは「信頼社会」を前提にコミュニケーションをしていくべきなのです
→最近のキーワード、信頼、評価社会。
⑫
僕は震災ボランティアの経験と、Googleに入社したことによって、①全員がやりたいこと ②世の中のためにやるべきこと ③個人がやりたいこと、の3つをいかに把握し、揃えるかが、組織のマネジメントにおいて最も重要であることを学びました
→やりたいことと、やるべきことが一致したときに世界の声が聞こえるとヒーローが言ってた。
⑬
「心理的安全性」を見極める質問は、 「あなたのマネージャーはあなたのことを〝人〟として見てくれているか?」 です
→どうなんやろう、あんまりやろうな。
⑭
「自立とは、依存先を増やすこと」という言葉は、脳性まひの障害がある小児科医の熊谷晋一郎さんの言葉です。彼は、東日本大震災のときにエレベーターに乗ることができず、研究室から逃げ遅れた経験から、〝健常者は階段やはしごなどによって逃げる「依存先」が複数あるのに対し、障害者はエレベーター一択であったこと〟つまり依存先がひとつしかないのが障害者の本質であると思ったといいます
→はっとした。そうなんか。依存先を複数持つこととはなかなか思いつかないな。心に刻みたい。
⑮
「Use your strength(君の強みを使えば)」 山道を散歩していた親子の前に丸太が横たわっていて、子どもが「ぼくにも動かすことができる?」と父親に質問したところ、父親は、 「You can do it, if you use your strength(もし、君の強みを使えば、君でもできるよ)」 と言いました、ところが1人で動かそうとしても動きません。 そうしたら父親が、 「I'm your part of strength(僕は君の強みの一部だよ)」と言ったというエピソードです
→いい話。
⑯
生まれたときから周囲がモノで溢れていた「ないものがない」世代が大好きな、既存のモノに「新しい意味」を提供することで「今あるものが全く違う魅力あるものになる」という新しいビジネスのあり方です
→うん、今スマホですべて完結するもんね。アプリとか新たなスマホの使い方の提供ができたら強い。
⑰
主に3つのことをお話ししてきました。 1、「ないものがない」時代から生きる「乾けない世代」は、上の世代に比べ、「達成」や「快楽」よりも「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」に意味を置く世代であること。この世代だからこそ作れる「新しい価値」があるということ。 2、その「新しい価値」は、自分だけの「好き」や「歪み」から生まれやすいということ。 3、「自分だけの世界の見方」を発信すると、それが他の人にとって「新しい世界の見方」になったり、既存のモノに新しい意味を与えたりすること
→一歩踏み出して、自分を発信することが大事。
おわり。。