たいへいのブログ

記録を付ける、意見を世の中に発信することが大事だなと思い始めたので。

⑩『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 』を読んだ。

⑩『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 』を読んだ。

 

 

AI(人口知能)、AI言われるけど、本当はどうなんやろうなということで、最近関連本を読もうとしています。

月並みですが、特にAIが社会に与える影響に興味があって、経済活動にどのくらいインパクトがあるのかを予想し、準備しときたいです。

この本は人口知能に絡めた後のベーシックインカム(BI)の章が一番面白かったです。僕は根拠なく、なんとなくですが、AIが発達した後、社会主義のようなものが現れると思っていました。

ほぼ全員、人間の99%くらいが働かなくてよくて、みんな好きなことをしている社会がくるのではないかと。ずっと考えたり、ゲームしたりする社会。

でもちょっと違うのかもしれないということが分かった。

BIは実現すると思うし、今後議論していかんといけない。

AI、BIときたから、CIがあれば面白いなと思う。なんだろう。考えよう。

 

【ハイライト】

イノベーションが発生しても、既存産業が効率化し消費需要が増大するか、新しく生まれた産業に労働者が「労働移動」することにより、技術的失業は解消されてきました。「労働移動」というのは経済学の用語で、ある業種から別の業種へ、あるいはある企業から別の企業へ労働者が移動することです

→新しい産業とその周縁に雇用が生まれるもんね。これはそうで、今後もこの流れがあるかなと思う。その中で怖いなと思うのは、日本の仕事の流動性?が高くないこと。転職を良く思っていない層が上の世代に多い気がする。ぼくは転職しようとしていて、めっちゃ反対された(されている)し。

→「あ、これはやばいな、自分の仕事がなくなるな」って時にどれだけ足腰軽く動けるかが勝負の分かれ目になるな。この前読んだ堀江さんの「多動力」でもとりあえず一歩踏み出してやってみんとあかん的なことが書かれていたし、成功者と呼ばれる方々は一歩踏み出して挑戦してきたから今があると良く言われている。

→ぼくは動き出しが遅すぎたと今更ながら反省している。

 

2013年にアメリカの経済学者エリック・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィーによる『機械との競争』の翻訳書が出版されると、技術的失業の脅威が日本でも意識されるようになりました

 →『機械との競争』を読みましょう。備忘。

 

クリエイティヴィティ」(創造性)と「ソーシャル・インテリジェンス」(社会的知性)、そして「コグニション&マニピュレーション」(認識と操作)の三つがオートメーション化されにくいスキルだろうと仮定して調査しました

 →創造性、社会的知性、認識と操作。が自動化されにくいと「仮定」されたんやね。

→賢い学者さんがこうだろうと予想したんやな。

→今後が楽しみや。

 

映画『博士と彼女のセオリー』では、博士論文のテーマがなかなか決まらないホーキング博士が、ペンローズの講演を聞いて、時間と特異点をテーマに博士論文を書くことを思い立つ場面が描かれています

 →「時間と特異点」は中二心が疼きました。

 

シンギュラリティをテーマにした映画『トランセンデンス

 →見ましょう。備忘。

 

人間の意識はその身体の物質性に依拠しているという考え方を、モラヴェックは「身体本性論」と名付けました。そうではなく人間の意識は物質性から解き放たれた「パターン」によって生じているという考え方を「パターン本性論」と名付けました。後者に基づけば、私の神経系のネットワーク構造と同じパターンがソフトウェアとして存在していれば、私の意識はそこにも存在することになります

 →汎用の人工知能の2つの方式。

→「全脳アーキテクチャ」:脳の構造を模倣したもの。2030年にはできるらしい。

→「全脳エミュレーション方式」:神経系のネットワークをデータ化してコンピュータ上にソフトウェアとして再現するもの。

 

シンギュラリティの意味するところは論者によって様々ですが、 (1) AIが人間の知性を超える (2) AIが自らAIを生み出すことによって知能爆発が起きる (3) AIが人間に代わって世界の覇権を握る (4) 人間がコンピュータと融合することによってポストヒューマンになる  といった4点に集約できる

 →(3)、(4)が危ういんやな。

 

第一次産業革命は生産性が絶えず上昇し、経済が成長し続けるような時代の始まりとして考えるべきです

→そうやな。

 

蒸気機関第一次産業革命を牽引したのと同様に、内燃機関や電気モータなどのGPTは第二次産業革命を牽引しました

 →正直第〇次産業革命が何を指すのか知らなかったので、勉強になった。

 

工業では技術進歩が速く、サービス業では技術進歩が遅いと言えます。それがために、工業が占める雇用の割合は減り、サービス業の割合は増えました。逆ではないことに注意してください。 「技術進歩は経済成長をもたらし雇用を増やす」と考える人は少なくありません。しかし、技術進歩は一般に経済成長をもたらす一方で、労働を節約し雇用を減らす効果を持ちます

 →直観と真逆だった。注意しよう。

→工業の方が早いと。

 

極端な話、有効なAI技術の全てが、大学の研究室から生み出され無料で企業に提供されるがために、AIの産業規模がゼロであっても、GDPは増大していくわけです。もちろん、実際には多くの技術が企業からも生み出されているわけですが。  したがって、政府はAIを産業として育てることではなく、その研究開発を促進することに力点をおくべきです

→あーこの発想はなかったので、良かった。触媒の役割を期待されているんだな。

 →それ自体が稼ぐわけではないけど、それがあると生産性なりが上がり、より稼げるようになるもの。

 

汎用AIの出現は、恐らくは次の産業革命第四次産業革命」を引き起こすでしょう

 →楽しみ。

 

クリエイティヴィティ系(Creativity、創造性)  ・マネージメント系(Management、経営・管理)  ・ホスピタリティ系(Hospitality、もてなし)  といった三つの分野の仕事はなくならないだろうと私は考えています

 →創造性、経営・管理、もてなし。

→これはそうかもね、今後の展開をみよう。

 

フレイ&オズボーンの「雇用の未来」では、人間に残される仕事のスキルとして、「クリエイティヴィティ」(創造性)と「ソーシャル・インテリジェンス」(社会的知性)が挙げられています。私は、ソーシャル・インテリジェンスをさらに、マネージメントとホスピタリティに分けて考え、ホスピタリティの重要性を特に強調します

 →そうなのね。

→ソーシャル・インテリジェンス→マネージメント

               →ホスピタリティ

 

ポメランツによれば、18世紀、中国の長江河口のデルタ地帯(巨大な三角州がある地帯)ではイギリスと同様に、市場経済の発展が見られました。それにも関わらず、中国ではなくイギリスが世界に先駆けて、国民所得が年々増大していくような経済に移行できた理由は、石炭が比較的採掘しやすい位置にあったことと、広大な植民地を持っていたことにあると言っています

→ポジション、タイミングは大事。

 

ソ連社会主義の失敗の主な要因は所得の平等ではなく、資本=生産手段を国有化した体制が「計画経済」を採用せざるを得ないという点にありま

 →そうなんか。ここはさらに勉強しよう。

 

アメリカの経済学者ジョン・ローマーが1990年代に提案した社会主義は、ソ連社会主義とは大きく異なっており、「クーポン型市場社会主義」と言われています

配給制やね。これは生活保護でも議論されてるな。

 

ローマーは、経済活動を分権的に行う経済つまり市場経済を維持したまま、搾取を無くすような経済体制「クーポン型市場社会主義」を考案しました

 →⑱に同じ。

 

ミルトン・フリードマンが提唱した「負の所得税」(低所得者がマイナスの税金つまり給付が受けられる制度

 →天才やわ。鳥肌たった。

→マイナス金利もそうやけど、「0」が限界と思いがちなので、修正します。

 

一国の経済にとって実質的なコストというのは、お金を使うことではなく労力を費やすことなのです

→たしかにそれが原点やな。

 

マイナンバー制度が2016年1月に実施されましたが、マイナンバーと銀行口座が紐付けされるようになれば、このようなコストの掛からないBI制度を導入するための環境が整います

エストニアの本で読んだのとつながった。

 

役に立つと否とにかかわらず人間には価値があるとみなすような価値観の転換が必要となってきます

→大事!!

→ぼくにはあなたにもかれかのじょにもかちがある。

 

バタイユは、その著書『呪われた部分』で「普遍経済学」の構想を示しています。それは、必要を満たすために生産するという通常の経済学とは逆に、過剰に生産された財をいかに「蕩尽」(消費)するかについて論じるような経済学です

→ん?これは供給に基づく経済にならないかな。うまくいかなそう。

 

おわり。。